#1  タイのビリヤニ「カオモック」を食おう (後編)

タイでカオモックを食べる際のメリット・デメリットを挙げていきたいと前編では書いた。
 
先に、現地で体験する「デメリット」を挙げさせていただきたい。



いいんだよ旨ければ・・・


[デメリット1 ]   タイ料理っぽくない


何かのコラムの記事に「タイ料理の興味深いポイントは中国とインドの影響を受けた食文化のミックスである」ということが書いてあった。カオモックは「ムスリム系タイ料理」である。

そもそも中華系のタイ料理でもないし、異国感バッツリのインド系でもないし、タイの郷土料理でもない。しかしながら当然周辺諸国の料理の影響を受けているので、「カオモックとは言い換えれば食文化のミクスチャー」状態なんである。

そんな謎だらけのカオモックガイを「ハマるの?」と問われると、人の味覚はそれぞれであり、論破する自信がないので、「僕にはわからない」あるいは「食べた人にしか分かりませんよ」と答えるかもしれない。いいんだよ旨ければ。

 

[デメリット2 ]   店が少なめ


美食の地・タイランド。
定番のタイ料理を食えるフードコートじゃなくって、なんかこう、もっと「カオモックのど初心者も通っぽくなれる情報」をかきたいのだが、実際のところ、あまり “タイ料理 ” として取り上げられることのないレアメニューで専門店は少なめ。だが、フードコート及びムスリム系料理店が点在しているエリアなどでは見かけるので、後ほど紹介していこう。

 

量が少ないって ?  もう一皿食え

 

[デメリット 3 ]   ひと皿の量が少ない

 

外食などの場合ひと皿は基本「一人」カウントだ。しかしながらタイではメイン料理であっても「ひと皿の量が少ない」のである。これはタイの食生活的なものらしいが、「仕方ないからこれでいっか...」という気分にはならない。全然足らない。ペコペコや ! おかわりしたけど。でも大丈夫。大体のタイ人は「お腹の隙間」を屋台の軽食で埋めることにより問題解決。

 

「お腹の隙間問題」のカワイコちゃん盛り

 

[デメリット4 ]   営業時間短め

このデメリットが一番盲点だと思うのだが、案外営業時間は短い。これは、ローカルな専門店に共通していることでもある。言わずもがな、売り切れ終売になることがある。

 

そうなると、確実に食べれる時間は午前中や、昼などで「ディナータイム」といわれる時間帯には営業すらしていないこともある。「オイラ食べるの大好きだけど朝弱いんだい」という方は、きっと僕と同様この「営業時間」に苦悩するかもしれない。

 


 

以上が、現地で体験するデメリットだ。次からはこれらを全部超越する美味しさが、カオモックにはあるんやで ! ということを全力でご紹介していきます。