#8 [番外編・前編]
タイ料理ファンと、これからタイ料理ファンになる皆様に贈る、マニアックなタイ料理の為のチャプター
⚫️「タイ料理」とは一体・・・?
みなさーん、こんにちは〜 !
さてここで突然だが、タイ人のルーツは中国雲南省にある!という事実、皆さんはご存知だろうか?別に歴史マニアでもなんでもないのだが、今回は「タイ料理」をひと味違う視点で紹介することにした。
タイと言えば、美食の地。言わずもがな、リーズナブルで美味しいタイランド。美味しいタイカレーや、代表的なトムヤムクン・・・たまに唐辛子で真っ赤なのもあるけど。
タイ料理は「辛い」というイメージがあるようだが、実際は辛いだけがタイ料理ではない 。
というわけで、簡単にタイ料理の歴史を説明しようと思う。
タイと言えば何度でも言うが美食の地。
タイ人はルーツが中国雲南省にあるといわれているので「元々のタイ料理」は辛くはない。
唐辛子も16世紀頃にポルトガルから入ってきたものである。
タイは地理的にはインドシナ半島にあり、文化的には中国文化圏とインド文化圏の両方の影響を受けているのだ。「インドシナ」という名前自体が「インド-中国」という意味で、両方の文化のせめぎ合いの場所というわけだ。
ちなみにタイ料理も例外でなく、中国料理とインド料理両方の影響を受けている。
揚げたり、炒めたり、蒸したりするのは中国から来た料理法。
タイでよく見かける中華なべやセイロなどは、その道具として中国から来たのである。
それに対し、強烈に辛いスパイスを使うカレーはインドから来たのである。
辛いタイ料理はインド料理の影響というわけだ。
結論 : 辛い料理と辛くない料理が渾然一体となって、食の世界を作り上げている、それが文化のミックスであり、タイ料理なのだ〜
たまに、見た目は中国風なのに、食べてみると物すごく辛いのがある。
それは本来は辛くないが、一般タイ人の好みに合わせて、唐辛子を大量に入れられた為である。
辛さで口がヒリヒリするときは、デザートや果物のような甘いものを食べるといいでしょう。