#5   カオモックを巡る旅

 

タイ(バンコク)にはカオモックを食べることができる食堂がいくつもある。ここに僕が影響を受けたお店を6店舗紹介しよう。どれも現地で食べ歩いて選んだ「美味しくてインパクトの強い映えカオモック」。まだあまり知られていない店もあるので、インスタ女子は要チェックだ!

 

 

คุณเล็ก ข้าวหมกไก่

Khun Lek Khao Mok Kai

80年前から続くカオモック発祥の店とされる食堂。タイ語メニューのみ。

新鮮なチキンは柔らかくジューシーで、ふっくらと炊かれたライスにはホールのクローブが入っており、風味の加減も程良いので単体でも十分美味しく食べられる。総合的なバランスが良く、かなりハイスコアをマークするカオモック屋の一つ。

 


 

店名忘れた     

この店で真っ先に食べたいのがライスだ。ひとくち食べただけでも、その甘みと旨味、香りや食感の良さがとにかく絶妙で感激してしまう。肉とソースも旨いのだが、とにかくライスの美味さ加減にまずやられてしまう。店はムスリム系料理店が点在しているエリアの一角にあり、ローカル以外の姿をほとんど見かけない。近くに駅が無いので訪問するのは面倒である。場所はラマ9世通り沿い。(夕方には売切れている場合がある)

 


 

ร้าน ข้าวหมกไก่สยาม 

Khao Mok Gai Siam    

ここのライスは他店より少し濃く炊きあがっているのが特徴で、ふかふかな軽い食感だ。

少し甘めのソース、柔らかく甘みのあるジューシーなチキン、風味豊かなライス、それぞれの要素が三位一体となり、地元でも人気のタイ式ビリヤニに仕上がっている。ちなみに、この店はスライスした玉葱を油で揚げたフライドオニオンを別皿で添えているのも特徴だ。

 


 

ร้านอาหารมุสลิม

Muslim Restaurant    

70年以上前にインド人オーナーが開いたという、イスラム系食堂。カオモック以外にも豊富な惣菜、カレーの品揃えがある。

ライスは他店に比べるとオレンジに近い濃い色味だが、味はあっさりしていてパラパラ食感。チキンは柔らかく、ソースも甘さ控えめだ。量的には小さめの皿でライスもチキンも少なめだが、いろいろ試したい時には丁度いいサイズだ。

 


 

จิ๋ว

Jiw     

ローカルたちに人気の食堂「Jiw (ジウ)」は約60年以上の歴史を誇る老舗だ。

チキンはしっかりと煮込まれているのが特徴。ライスはしっとりと柔らかく、スパイスの香りは控えめ。ソースは、他の店と比較すると甘さが抑えられスッキリとした香り。ライスもソースも、あくまで、濃厚なスパイスをまとったチキンを引き立てる、というような印象だ。この店は1日2,3時間しかオープンしていないので、午前中に行くことをお勧めする。

 


 

อาอีซะห์รสดี

Aeesa Rotdee    

この店は特に“カオモックヌア(牛肉)”が美味しいと評判で、マジデハマルで特別提供する際に研究させていただいた店の一つである。ライスとソースにおいては他の店と比較すると際立っていないかもしれない。店はカオサン通りの近くにあるが、表通りに面しているのに入口が狭く、少々見つけづらいかもしれない。

 



このほかにもタイの各地にたくさんのカオモック屋があるのだが、疲れたので、機会があれば書くことにした。今後もご愛読よろしく願うばかりである。