#0 タイのビリヤニ「カオモック」を食おう (前編)
何度食べても飽きないという「一種の麻薬性」
カオモックガイという料理は何かしら僕らを惹きつけるものを持っている。
何が正解か分からない曖昧な定義に、謎のルーツ、脳内拡がるスパイスの香りとインスタ映えするビジュアル。
せっかくなのでそうしたものがごちゃ混ぜになって惹きつける何かを考えてみたら、頭の中で大爆発、謎どっさり、いい香り、ビリヤニとは・・・薄れゆく意識のなか、頭の中に花畑が広がっていく・・・
ふくざつすぎて何を言っているかわからないかもしれないがそういうことなのである。
不思議なもので、カオモックには「飽き」が来ない。
どうしたって定番のタイ料理食べた方が刺激がありそうなもんなのに、なぜか「マンネリ」が来たりする。
その点、カオモックは最高だ。
ユーチューブでカオモックの動画を見続けていても、タイで毎年あちこちカオモックを食べ歩いても、日本で認知度が低くても、刺激はないが飽きはこない。
そう、カオモックには「何度食べても飽きない」という一種の麻薬性がある。
カオモックは私のパンドラの箱を開いた料理なのだ。
そんなわけで、僕はWikipediaふうのものを書いてみることにしたんである。
この料理は、別にマニアックなものではない。
現地に行けば、フードコートなどで食べることができる。しかし、それではつまらないので、僕はカオモックの専門店のようなところを食べ歩くのだ。
カオモックは、なかなか面白い料理なんである。
ただ、口頭だとうまく説明できないので、この記事では本場のカオモックを食べる際のメリット・デメリットを挙げていきたいと思う。